低用量ピル処方の流れ
※当院では、月経移動のためのピル(中用量ピル)の処方は行なっておりません。
当院では、迅速な低用量ピルの処方を心がけております。
再診の方で、特に異常が見られない場合は、出来る限り迅速に処方いたします。
※院内の状況により、多少お待たせする場合もございますので、ご理解のほどお願いいたします。
初めて低用量ピルをご使用される患者様へ
低用量ピルの使用にあたり、サイトに記載のあるメリットの他にデメリットもございます。
血栓症の検査などを受けて頂いてからピルの内服を始めて頂くことをお勧めいたします。
当院は完全自由診療のクリニックであるため、初めて低用量ピルを使いたい患者様は保険診療が可能な婦人科クリニック、病院に受診をお勧めいたします。 ※検査料が高額になるため
低用量ピルの避妊の仕組み
1. 排卵の抑制 排卵を促すホルモンの分泌が抑えられ、排卵が起こりません。
2. 着床の阻止 子宮内膜が厚くならず、例え排卵し、受精しても受精卵が着床できないようにします。
3. 子宮内に精子が侵入するのを阻止 子宮頸管の粘液を変化させ、精子を子宮内に入りにくくします。
ピルは女性の味方
ピル(経口避妊薬)は、毎日忘れずにきちんと服用すれば、ほぼ100%の避妊効果をもたらします。
さらにピルの効果は避妊効果だけではありません。
生理日をずらしたり、つらい月経痛を緩和したり、月経前の体調不良や心理的な不安定を軽くしたり、等々の副次的効果もあって、いずれも活用されています。
生理全般にわたる悩みを解消するピルは、正に女性の味方なのです。
お悩みに応じた処方が可能
上記のように、現在、低用量ピルはさまざまな目的で用いられます。
ご希望をお伝えくだされば、それに応じた処方を検討いたしますので、遠慮無くご相談ください。
例えばこんなご相談に応じます
- 妊娠を 常に 防ぎたい
- 更年期の症状がつらい
- 生理不順で困っている
- 生理痛が辛い
- 月経前の諸症状に悩んでいる
- 過多月経(生活に支障をきたすほど経血量が多い)
- にきび、多毛 など
低用量ピル処方の流れ
- ご予約の必要はございませんので、直接ご来院ください。
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低用量ピルをどのようにお使いになりたいのか、お聞かせください。
低用量ピル処方をするにあたり、問題となる病気は無いか、全身状態に不都合は無いか、などをチェックいたします。必要に応じて血液検査等を行います。
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院内処方にて低用量ピルをお渡しします。
ピルの処方につき問題が無いようなら、院内にてピルをお渡しいたします。
費用
当院で扱っている低用量ピル:¥2,750~¥3,300(税込)
低用量ピルを服用するにあたって、よくあるご質問
- 副作用はないのでしょうか?
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低用量ピルを服用するにあたり、体内のホルモンバランスが変わるため、乳房の張り、軽い吐き気、頭痛、だるさ、不正出血、下腹部痛などの症状が出ることがございます。
多くは1~2か月くらいで、症状はなくなりますが、悪化する場合は、医師にご相談ください。
その他の症状がある場合も、医師にご相談ください。副作用は個人差があり、低用量ピルとの相性もございます。 - ピルを飲み忘れてしまいました。
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翌日までに気づいたら、気が付いたときにすぐに服用して、その日の錠剤もいつもの時間に服用してください。
2日以上続けて飲み忘れた場合は、医師にご相談し、対処法を確認ください。 - 低用量ピルの服用を開始したのですが、いつから避妊効果が得られるのでしょうか?
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通常は10日ほど、効果が得られるまで、時間が必要です。
最初の10日間は、別の方法で避妊していただきますようお願いいたします。 - 低用量ピルを服用していれば、絶対に妊娠はしないのでしょうか?
- お薬に絶対はございません。低用量ピルによる避妊のしくみに記載の通り、低用量ピルを、医師の指示通り服用していれば、妊娠はほぼ防げますが、お薬の効果は個人の免疫や体調にも左右されますのでご了承くださいませ。
- 低用量ピルの服用に当たり、リスクはございますか?
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頻度は少ないですが、血栓症、脳卒中、心臓発作などがあり、以下の症状が出ている場合は、必ず服用を中止してすぐに医師にご相談・報告してください。
- ふくらはぎの痛み、むくみ、手足のしびれ
- 鋭い胸の痛み、突然の息切れ
- 胸部の押しつぶされるような痛み
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激しい頭痛、めまい、失神、視覚・言語障害(目のかすみ、舌のもつれ)
また、以下の状態が続くと、血栓症のリスクが高まるので、お気を付けください。 - 体を動かせない状態
- 明らかな血圧上昇が見られた場合
- 低用量ピルには性病を予防する効果はあるのでしょうか?
- ございません。 性感染症予防には、パートナーにコンドームの着用を義務付けましょう。
- 喫煙者でも低用量ピルは処方してもらえるのでしょうか?
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喫煙者には処方できないわけではないですが、非喫煙者と比べ、血栓症のリスクなどが増加するため、医師の判断によります。
35歳以上の方で喫煙されている方は、処方できない場合がございます。
※当院は、個人情報、プライバシーに配慮して診療を行いますので、安心してご相談ください。
※当院では、中用量ピルの処方は行っておりません。