マンジャロ(GIP/GLP-1)は一般的に「痩せるホルモン」とも呼ばれています。
GIP/GLP-1とは体内に存在するホルモンで、胃腸の動きを制御して満腹感を持続させ、少しの食事でも満足するようになるお薬です。
複数の働きによって自然に食欲が抑えられ、効果的な減量が期待できます。
※マンジャロは2型糖尿病の治療目的薬をダイエットに転用したものです。
効果
①過剰な食欲を抑える
普段よりも少ない量で満腹感があるため、自然に食べる量が減少する。
②満腹感が持続する
普段と同じ食事量でも満腹感が持続しやすく、間食する頻度が減る。
③基礎代謝を上げて脂肪を分解しやすくする
基礎代謝が上がると、1日のエネルギー消費量が増え、太りにくい体質に近づく。
④インスリンを働きやすくする
マンジャロはインスリンを働きやすくして、筋肉などの細胞で糖分をエネルギーとして効率よく使われるように調整する。
使用上の注意(リスク、副作用)
GLP-1受容体作動薬の適用は、あらかじめ肥満治療の基本である食事療法、運動療法を十分に行ったうえで効果が不十分な場合に限り考慮すること。
急性膵炎、下痢、悪心・嘔吐、嘔吐を伴う激しい腹痛、腹痛、食欲減退、浮動性めまい、糖尿病網膜症、味覚異常などの副作用が起こる可能性があります。
重度の胃腸障害 (胃潰瘍、炎症性腸疾患など)、膵炎や甲状腺疾患の既往、低血糖を起こす可能性が高い方(糖尿病、妊娠中または 2か月以内に妊娠を予定している、授乳中)は服用できません。
処方不可の方
- 糖尿病患者の方
- 糖尿の可能性が疑われる方(医師の判断)
- 利尿剤を併用している方
- 腎機能障害がある方(腎機能検査で異常が出た場合)
- 18歳未満、高校生の方
- 妊婦の方(2ヶ月以内に妊娠を予定している方も含む)
- 授乳中の方
- 精神安定剤を使用している方
- BMI16以下の方
必要処置
- 腎機能検査(3ヶ月に1度程度)