メディカルダイエットとは体重減少や糖尿病治療を目的として使用許可が取られているお薬を医師の指導のもと使用する、医学的に効果が立証されている体重減少アプローチになります。
メディカルダイエットで使うお薬は医薬品である以上、副作用のリスクはございます。
ただ、運動や食事制限によるダイエットはどうしても強い自己抑制の力が必要になることを考慮すると、自己抑制がかえってストレスになったり、結局続けることが出来ずに、自己嫌悪に陥ることも多いのではないでしょうか。
過度な運動や食事制限に比べると、精神的負担の面ではメディカルダイエットは非常に優れているダイエット法と言えます。
しかし、当院ではメディカルダイエットが誰にでも一番効果的なダイエット法だと断言するつもりはございません。
肥満や体系でお悩みの多くの方々にメディカルダイエットという選択肢があることを知ってほしいのです。
ご注意頂きたいのは、医薬品を使用するメディカルダイエットを行うことにより運動や食事制限をする必要がないということではございません。
理想の体重を維持するということは、単に見た目だけを意識するものではなく、健康も意識することによってなされることなのです。
運動や食制限によるダイエットに失敗したとしても、メディカルダイエット等の医薬品だけに頼るのではなく、日々の食事、ストレス、体調管理にも目を向けられるようにしておきましょう。
メディカルダイエットのメリット
- 医師による処方薬なので安心
- 無理な食事制限や過度な運用がいらない
- 継続しやすく、リバウンドしにくい
メディカルダイエットのデメリット
費用の負担
自由診療(保険適用外)での処方である為、それなりの費用はかかってしまいます。(詳しい費用は以下でご案内します)
医薬品の副作用
医師の指示通り服用して頂ければ、重篤な副作用に襲われる可能性はほぼございませんが、副作用の発生には個人差もあり、防ぐことは出来ません。
使用するお薬の種類
1.ルセフィ(糖質吸収阻害薬)
効果:尿に糖を逃がすことによって血糖をさげる薬。
実質的に糖質を控えていることと同等となり、体重を減少させる。
副作用:冷や汗、手足の震え、ふらつき、脱力感等の低血糖の症状(過度の糖質制限を行っていなければ稀)、脱水、膀胱炎、腎盂腎炎などの感染症
- 1ヵ月処方¥13,000(税込)
糖分を尿中から排出するお薬であるため、糖分が好物である細菌類に感染しやすくなります。
一般細菌は勿論、クラミジアや淋菌と言った細菌性の性感染症の罹患リスクも高くなるため、尿道炎や膣炎の症状が発生した場合はすぐにご相談くださいませ。
2.リベルサス(GLP-1受容体作動薬)
効果:GLP-1はもともと体内に存在するホルモンで、胃腸の動きを制御して満腹感を持続させ、少しの食事でも満足するようになる薬です。
自然に食欲が抑えられ、結果として体重の減少が期待できます。
サクセンダやビクトーザのようなGLP-1自己注射の内服薬となります。
サクセンダやビクトーザと同様の効果が期待できますが、新しいお薬であるため詳しいデータがございません。どの程度の容量でサクセンダやビクトーザと同様の効果が得られるか、現時点では、はっきりとご説明することが困難となります。
しかし、リベルサスは国内で承認されているGLP-1受容体作動薬です。
効果がないお薬に承認はおりませんので、当院ではリベルサスの効果は信頼できるものと判断しております。
副作用:低血糖、急性膵炎、食欲減退、頭痛、浮動性めまい、味覚異常、悪心、下痢、便秘、嘔吐、腹部不快感、腹痛、消化不良、上腹部痛、腹部膨満、胃食道逆流性疾患、鼓腸、胃炎、おくび、疲労、無力症、リパーゼ増加、体重減少、血中クレアチンホスホキナーゼ増加、アミラーゼ増加等
- リベルサス3mg1ヶ月 ¥11,000(税込)
- リベルサス7mg1ヶ月 ¥20,000(税込)
3.マンジャロ(GIP/GLP-1受容体作動薬)
効果:GIP/GLP-1は、もともと私たちの体にあるホルモンです。
食事をとった時に小腸から分泌され、膵臓のGIP受容体およびGLP-1受容体に結合し活性化することで、グルコース濃度依存的にインスリン分泌を促進させます。
その為、胃腸の動きを制御して満腹感を持続させ、少しの食事でも満足するようになるお薬です。
マンジャロは週1回注射するタイプのGLP-1製剤です。針などのセットが不要なので難しい操作がなく、使いやすいのが特徴です。
副作用:嘔吐、吐き気、下痢、便秘、腹部不快感、腹部膨満感、食欲不振、体重減少、頭痛等
- マンジャロ2.5mg2本 ¥11,000(税込)
- マンジャロ2.5mg4本 ¥19,800(税込)
- マンジャロ5mg2本 ¥19,000(税込)
- マンジャロ5mg4本 ¥35,000(税込)