メディカルダイエットとは体重減少や糖尿病治療を目的として使用許可が取られているお薬を医師の指導のもと使用する、医学的に効果が立証されている体重減少アプローチになります。
当クリニックで行われるメディカルダイエットは、患者様の日常生活、つまり、副作用も考慮し、比較的負担の少ない内服薬を使用します。
しかし、考慮するとはいえメディカルダイエットで使うお薬は医薬品である以上、副作用のリスクはございます。
ただ、運動や食事制限によるダイエットはどうしても強い自己抑制の力が必要になることを考慮すると、自己抑制がかえってストレスになったり、結局続けることが出来ずに、自己嫌悪に陥ることも多いのではないでしょうか。
過度な運動や食事制限に比べると、精神的負担の面ではメディカルダイエットは非常に優れているダイエット法と言えます。
しかし、当院ではメディカルダイエットが誰にでも一番効果的なダイエット法だと断言するつもりはございません。
肥満や体系でお悩みの多くの方々にメディカルダイエットという選択肢があることを知ってほしいのです。
ご注意頂きたいのは、医薬品を使用するメディカルダイエットを行うことにより運動や食事制限をする必要がないということではございません。
理想の体重を維持するということは、単に見た目だけを意識するものではなく、健康も意識することによってなされることなのです。
運動や食制限によるダイエットに失敗したとしても、メディカルダイエットによる内服薬だけに頼るのではなく、日々の食事、ストレス、体調管理にも目を向けられるようにしておきましょう。
残念ながら当院は食事療法や運動療法におけるダイエットの指導は行っておりませんが、厳しい運動や食事制限によるダイエットにいつも失敗し、リバウンドを繰り返し、諦めてしまっている方がいらっしゃれば、一度当院のメディカルダイエットをお試しいくださいませ。
メディカルダイエットのメリット
医師による処方薬なので安心
医薬品を使用しますが、副作用のリスクが高いお薬ではないので安心して内服して頂けます。
処方に時間がかからない
比較的短時間で処方可能であり、一度使用経験があり、問題なく内服できている方には電話診療にてお薬を郵送することも可能。
※初診時は腎機能検査が必須となりますが、3ヶ月以内に腎機能検査を受けて、異常がない方は対応可能です。
継続しやすい
運動や食事制限によるストレスがなく、継続もしやすい。
メディカルダイエットのデメリット
費用の負担
自由診療(保険適用外)での処方である為、それなりの費用はかかってしまいます。(詳しい費用は以下でご案内します)
医薬品の副作用
医師の指示通り服用して頂ければ、重篤な副作用に襲われる可能性はほぼございませんが、副作用の発生には個人差もあり、防ぐことは出来ません。
使用するお薬の種類
1.ルセフィ(糖質吸収阻害薬)
効果:尿に糖を逃がすことによって血糖をさげる薬。
実質的に糖質を控えていることと同等となり、体重を減少させる。
副作用:冷や汗、手足の震え、ふらつき、脱力感等の低血糖の症状(過度の糖質制限を行っていなければ稀)、脱水、膀胱炎、腎盂腎炎などの感染症
- 1ヵ月処方¥16,000(税込)
- 10錠処方¥7,000(税込)
糖分を尿中から排出するお薬であるため、糖分が好物である細菌類に感染しやすくなります。
一般細菌は勿論、クラミジアや淋菌と言った細菌性の性感染症の罹患リスクも高くなるため、尿道炎や膣炎の症状が発生した場合はすぐにご相談くださいませ。
2.リベルサス(GLP-1受容体作動薬)
効果:GLP-1はもともと体内に存在するホルモンで、胃腸の動きを制御して満腹感を持続させ、少しの食事でも満足するようになる薬。
自然に食欲が抑えられ、結果として体重を減少させる。
サクセンダやビクトーザのようなGLP-1自己注射の内服薬となります。
サクセンダやビクトーザと同様の効果が期待できますが、新しいお薬であるため詳しいデータがございません。どの程度の容量でサクセンダやビクトーザと同様の効果が得られるか、現時点では、はっきりとご説明することが困難となります。
しかし、リベルサスは国内で承認されているGLP-1受容体作動薬です。
効果がないお薬に承認はおりませんので、当院ではリベルサスの効果は信頼できるものと判断しております。
副作用:低血糖、急性膵炎、食欲減退、頭痛、浮動性めまい、味覚異常、悪心、下痢、秘、嘔吐、腹部不快感、腹痛、消化不良、上腹部痛、腹部膨満、胃食道逆流性疾患、鼓腸、胃炎、おくび、疲労、無力症、リパーゼ増加、体重減少、血中クレアチンホスホキナーゼ増加、アミラーゼ増加等
- リベルサス3mg1ヶ月 ¥15,000(税込)
- リベルサス7mg1ヶ月 ¥20,000(税込)